私たちはいま、おそろしいほど多くの情報が行き交い、AIをはじめとする新しい技術が急速に広がる時代を生きています。
私自身も、エジプト考古学の研究において、3D計測やデジタル技術を活用しながら、数千年前のピラミッド建造や当時の人々の営みに向き合っています。
そのなかで強く感じるのは、どれほど時代や技術が変わっても、人と人とのつながりや、誰かを想う気持ちは、昔も今も変わらないということです。

しろくま応援団の活動は、決して大きな声で目立つものではないかもしれません。
しかし、長期入院中の子どもたちとご家族にあたたかな時間を届けること、またB型事業所で働く方々が誇りをもって関われる仕事をつくることは、現代社会のなかでとても大切な意味を持っていると思います。
一枚の着物や一つのぬいぐるみが、人の心をつなぎ、支える力になることを、この取り組みは静かに、しかし確かに教えてくれます。

SNSで情報が飛び交うデジタルの時代では、私たちは時に、目の前にいる誰かを想う気持ちや、小さな手仕事に込められた温かさを忘れそうになります。
私はしろくま応援団の活動に触れるたびに、数千年前から変わらない人間らしさを思い出させていただいているように感じます。
このような取り組みを応援させていただけることを、心からありがたく思っています。